子供苦手・嫌いと向き合う女③【友人が"母親"になっていた】
あにかです。
中学、高校、大学(東京)と人並みに歳を重ねていくものの、私は声優を目指すために就職もせず、劇団を立ち上げてみたり、所属が決まった後もユニットを組んで活動してみたりと、アルバイトをしながらも自由な暮らしを何年もしていました。
ふと20代半ばになって、周りを見渡してみても、東京という土地柄と、役者に囲まれた生活の為、この歳でも結婚している人がほとんどいませんでした。
これは余談ですが、役者(声優)を目指している人・現役の売れていない役者は本当に婚期が遅れます…。
役者なんて、とにかく自分一番!の人しか生き残れない世界なので、恋人がいても、結婚に落ち着くという選択肢の優先順位が低すぎて、私の知り合いたちは30歳を過ぎても結婚していない人ばかりでした。もし適齢期に結婚したいのなら、役者(志望も含め)はやめておいた方がいいと思います(^_^;)
でも役者さんって、しっかり夢を持って頑張ってる人は何歳になってもキラキラしてて魅力的に映りがちなので、結構彼氏・彼女持ちが多いんですよね。お気をつけください。笑
※この辺のことはまた追々詳しく書きたいと思います。
話は戻りますが、20代半ばになっても周りは全然結婚してないし、やっぱり晩婚化が進んでいるのねーと呑気にしていた私。
しかし地元の友達(ちゃんと就職した子たち)はこの辺りから続々と結婚・出産し始めました。
この頃には既に今の夫と交際中でしたが、お互いやりたいこともあったため、まだ結婚の話は全く出ていませんでした。
さて、高校の親友が子供を産んだとのことで、会いにいくことに。
まだ生後2ヶ月くらいで、新生児ではないけれど完全にTHE・赤ちゃんでした。しかし親友の子供というのは不思議なもので、完全に知らない他人ではないし、実際目にしてみると自然と「かわいいねー」と言葉が出てきました。本音半分、建前半分の「かわいいね」ですかね。
『抱っこしてみる?』
うわー来た来た!首の座っていない赤ちゃんなんて抱いたことないぞ…!怖いんですけど…!!
と内心ビビりまくりながら、ガッチガチに固まったまま抱っこ。笑
生後2ヶ月だとまだ人見知りも無いので、機嫌さえ良ければ黙って抱っこさせてくれるので赤ちゃん初心者には優しいと思いました。ほう、これが赤ちゃんという生命体か…と冷静に分析。
『生まれた直後はこんな感じだったの』
と出された写真に写っているのは完全に宇宙人でしたけども(^_^;)
今までずっと私と同じ"20代半ばの一般女性"だった親友が"母親"になっていました。
これはなかなか衝撃です。だって自分だっていつその立場になってもおかしくないことになる。
そりゃ私の母も私をちょうど20代半ばで妊娠し、30歳になる前には弟まで産んでいたわけですから、全然あり得る話。
でも、正直、全然ピンとこない。
ーだってまだ20代半ばだし。いやもう20代半ばなのに?…
連絡を頻繁に取らない地元の友人たちのフェイスブックは、続々と出産報告ラッシュになりました。