あにかの手帖~子供苦手な女が子育てがんばる~

33歳の専業主婦が子育てに奮闘しつつ、何か役に立つかもしれない経験談などを自由気ままに綴ります。

子供苦手・嫌いと向き合う女②【自分の子供は可愛いから安心しなよ?】

あにかです。

 

中学生になり、子供嫌いを自覚すると同時に、そんな自分に後ろめたさを感じるようになった私。

 

「子供が嫌い」って、結構なパワーワードだよなと。

だってそもそも、自分も昔はその「子供」だったわけですよね。

そんな自分すら否定することになるのです。

それって人としてどうなの?

でも嫌いなもんは嫌い…

 

具体的に嫌いなところをあげるとすれば、

①言うことを聞かない

②ギャン泣きしてうるさい

③赤ちゃんなんて新生児はみんな宇宙人みたいな顔で全然可愛くない

 

あと、子供を持つにあたり付随して嫌なところもあって、

④人間1人を育てる責任を負わなきゃいけない

⑤ある程度の年齢になるまでは、自分の人生を捧げなきゃいけない(自分の自由がない)

⑥そもそも妊娠出産が怖い

⑦ベビーカーなどで交通機関やエレベーターに乗ると嫌な顔をされて肩身が狭くなる

⑧母性ってなに?なにそれ美味しいの?

※全て勝手なイメージです。

 

とまあここまで好き勝手書いておいてなんですが、ここでいつもふと思うんです。

「子供が嫌い」とか言っちゃう奴は最低な女なんじゃないか?母性がなさ過ぎてやばいんじゃないか?自分本位で、世界の理に反する感情だし、ほんと性格悪いよな私…

 

さて、悶々とした思春期の私は、まず自分の母に話を聞いてみることにしました。

「お母さんは子供好きだったの?」

結論から言うと、ウチの両親はデキ婚でした。基本優等生思考の私としては、当時はデキ婚と聞いて、無計画で浅はかなのでは?(←今はそうは思っていません)と思っていたので衝撃の事実でしたが、その後にもっと衝撃の言葉が。

 

『お母さん、子供嫌いだったよ。今も他所の子はそんなに好きじゃないよ』

 

えーっ∑(゚Д゚)

「じゃあ私がお腹の中に出来た時、嫌じゃなかったの?」

『嫌ではなかったけど、もちろん戸惑った。でも自分の子供ができたことは嬉しかった』

 

当時この話を聞いた私は、あまり腑に落ちませんでした。

私に気を遣って、嬉しかったと言ってくれているだけで、本当に授かったことを後悔してないのかな?と…。(ちなみに父は私が出来たことによって、軌道に乗りかけていた自分の夢を諦めています。でも本人はその決断を後悔してないそうです)

この母の話に納得できたのは、正直「今」になってからです。息子が産まれるまではなかなか理解できなかったなあ。

 

そんな子供嫌いを自称する私の母、しかし自分の子供だけは可愛くて可愛くてしょうがなかったそうです。

もちろんその影響で、他所の子供も多少可愛くみえるようになったものの、根本的には興味がないとのこと。

 

『自分の子供は絶対可愛いと思えるから安心しなよ』

 

母にはいつもこう言われていました。

 

ー本当に…?でも世の中には虐待したりネグレクトする母親のニュースがわんさかあるじゃん…自分もそうならない保証なんてどこにもないし…私は自分の思い通りにならないことが嫌いだから、子供にその後の人生縛られるのなんて絶対嫌だ…子供産んだら私の人生は一つの終わりを迎えるんだろうな…自由なんて無くなるんだ…

 

と、子供を実際に産むまで本気で思っていました。笑