あにかの手帖~子供苦手な女が子育てがんばる~

33歳の専業主婦が子育てに奮闘しつつ、何か役に立つかもしれない経験談などを自由気ままに綴ります。

子供嫌い・苦手と向き合う女⑦【限りなく消極的な前進】

あにかです。

 

子供嫌い記事の続きです。

 

いつまでも自分は「子供」だと思いながら、30歳を迎えた私。なんだかんだ入籍もして、いわゆるこの先「できちゃった婚」になることもなくなり、いつ子供ができても問題ない状態になってしまいました。

 

そんなある日、私にとって衝撃なことが起きました。

夫との交際期間中の夜の営みに関してはほぼ毎回避妊をしていたのですが、ある日夫が何も言わずに避妊具をつけないまま行為を終えたのです…!

なんだかいつもと違う感覚がして、行為を終えた後に「もしかして…」と聞いたら、夫から返ってきた答えは「入籍もしたし、もう良いかなと思って(ハニカミ)」。

 

それを聞いた私は、「あっ、あー…そうだよね…そうだよねー……」と言いながら泣いてしまいました。笑

 

ビックリする夫。そりゃそうでしょう。今となっては笑い話ですが(^^;)めちゃめちゃ怖かったです、妊娠してしまうかもしれないことが。子供ができてしまうことが。まだ母親になる度胸も覚悟もない私が。

夫は慌てて「ごめん、次からはちゃんとまた避妊するから…」と言ってくれたのですが、なんだかそれがまた悲しくて。なんで結婚した夫婦なのに、避妊しなきゃいけないのか、夫は子供を望んでいるのに、私だけいつまでも同じ気持ちになれないのか。夫にも申し訳ないし、情けないし、いろんな感情でぐちゃぐちゃになってしまいました。

 

結局その時に妊娠することはありませんでした。

(というか、今後ブログで書こうと思っていますが、ここから1年間全く避妊せずに過ごすことになるのですが、一向に授かる気配すらないまま時間だけが流れることになることを、その時の私達は知りませんでした。)

 

でも今思えば、この時の夫の大胆な行動のおかげで、私は限りなく消極的な前進を開始したのです。

そう、避妊することを一切やめたことです。

もちろんまだ子供は好きじゃないし、別に欲しいと思わないし、育てるの大変そうで本当に嫌だし、出産もめちゃめちゃ怖いから嫌だけど、夫も親も友達もみんな、私以外の人たちは私達の子供を楽しみにしていることを私はよくわかっていました。

そしてもう私も30歳…いつか自然と子供が欲しくなる時期はまだ来ていないけど、子供が産めなくなる年齢になってしまってからでは遅いのではないか。

 

ここが私が「子供」でいられる潮時なのか。

 

それに、妊娠はいわゆる授かりものだし、私だってちゃんと妊娠できるかもわからない。もしかしたら妊娠できない身体かもしれないし。運命に身を任せてみるのもいいのかもしれない。授かったなら、こんな私でも子供を育てる運命にあるんだろうし、授からないならそれはそれでご縁がない運命だったというわけで。

…なんという消極的な前進でしょうか。笑

 

でも、人は追い詰められないといけない時というものもあるものです。