あにかの手帖~子供苦手な女が子育てがんばる~

33歳の専業主婦が子育てに奮闘しつつ、何か役に立つかもしれない経験談などを自由気ままに綴ります。

子供苦手・嫌いと向き合う女⑥【いつまでも子供でいたい】

あにかです。

 

恵まれた家庭環境で育ってきたのに、なんで子供が嫌いなんだろう?と色々考えていた時に、ふと、

 

自分がいつまでも"子供"でいたい

 

と思っていることに気がつきました。

私は結構昔からそう思っていた節があり、早く大人になりたいなんて思ったことは物心ついた時から無かったです。笑

むしろ大きくなればなるほど、ああ大人になりたくないな…いつまでも子供がいいな…と思ってました。

ずっと両親たちに守られて、ある程度しかれたレールの上を走って、嫌なことは避けて得意なことだけやって褒められて、なんの責任もなく暮らせることがどれだけ幸せなことか、子供ながらにわかっていたのかもしれません。親元を離れて大学生になる時が本当に嫌で泣きました。笑

でもいつまでも子供ではいられないことなんてわかってるし、友達にはこんな恥ずかしいことを思っていることは話せないし、とにかくその都度やるべきことだけを考えてまずは生きていこうと、親元を離れた生活を始めました。

 

20歳を迎えて"成人"になっても、正直気持ちや感覚は中学生の時で止まってる意識のままでした。(まあ、今もかもしれません笑)

自分なんて全然大人じゃない、まだ大学生だし、まだまだ子供だわ…

 

22歳で大学を卒業する時も、その感覚は全く変わらず。就職活動も一切せず、声優を目指す名目で自由に好きなことをしていたので、一般的な就職した「社会人」にもなり切れず、学生の延長を引きずっているような感じでした。

まだ全然大人になった気がしない…子供に毛が生えたようなもんだわ…

 

その後も、声優になる夢は叶ったものの、業界の現実を知ってだいぶモチベーションが下がってしまった私(この話は追々したいと思います)は、長く同棲していた今の夫と共働きでなに不自由ない東京生活を満喫し、どんどん迫るアラサーの現実…

それでも子供が欲しいという感情は全然湧いてこない。

 

だって、私がまだ"子供"なんだもん。

"子供"が子供を育てられるわけないじゃん。

ていうかむしろそんな奴が子供産んじゃダメでしょ。

 

私の場合の子供嫌いは、もしかしたら同族嫌悪に似ているような、あるいは強い羨望によるものもあるのかもしれません。この感覚は共感してもらえないかもしれないけど。笑

「自分は子供だから」と言ってる間は、いつまでも大人になり切れない感覚でした。そしてそれを言っておけば、子供を産まない(産んじゃいけない?)理由があるから大丈夫だと自分に言い聞かせていました。